魔法なんてあってたまるか!!

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翌朝 弥幹は結局泊まっていったリオとシムと共に朝食を作っている。 「リオ、そろそろ朝食出来上がるから弥月起こしてきて。」 弥幹は味噌汁を作りながら顔だけリオに向けて行った。 「はい、ちょっと行ってきますね。」 リオは持っていたオムレツの乗った皿をテーブルに置いて弥月の部屋へと向かった。 ――― 弥幹と弥月の家は一般的な2階建て家屋に、弥月が発明で使っている離れのコンクリートで造られた小屋があり、弥幹と弥月の部屋は母屋の2階にある。 ――― リオは階段を昇り、弥月の部屋のドアを軽く2回ノックしてから部屋の中へと入っていった。 「弥月さん、朝御飯の時間で……」 「出ていけーーー。」 リオが部屋に入ると弥月はすでに起きていたが、リオを見た瞬間、家中に轟く怒鳴り声を上げ、さらに手近にあった目覚まし時計をリオに投げつけた。
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