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ここはとある地方の町の一つ「麻倉町」(アサクラチョウ)。何処にでもあるような地方都市の一つ。私はここに兄さんと二人で住んでいる。
両親は二人揃って海外に赴任中だけど、兄さんもいるし、お金は私が稼いでいるから問題無し。
なんか誤解されそうだからそろそろ自己紹介させてもらう。
私の名前は「飯石弥月」(イイイシ ヤヅキ)15歳。自他共に認める天才で、この頭能でアイデア商品を多数世に送り出し、その特許の使用料で儲けている。
兄さんの名前は「飯石弥幹」(イイイシ ヤミキ)19歳。ちょっとバカだけど料理が得意で私を支えてくれる自慢の兄さんだ。
さて、そろそろ本題に入ろう。私としては全く認めたくなかった、けど、おかげで私の知らなかった世界をたくさん知ることのできたあの出来事の事を……
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