第一説

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俺の名前は和也。俺と美香は、誰もが憧れるカップルだったのに…………ある日俺達の関係も幕を閉じるときがきた。                 「なぁ美香。別れよう?」 別れ話を俺は美香に持ちかけた。 「え?……どうして?私の事嫌いなの?」 美香は涙を流しながら言った。 「……好きな人が出来たんだ。年下の女の子。お前の事は嫌いじゃないよ。ただ……」 俺が訳を話していると、美香が話を遮る。 「そんなこと聞きたくない!馬鹿!……出てってよ………」 美香は下を向いてしまった。 俺は美香を慰めようとして言った。 「美香…俺は……」 すると美香はまた俺の言葉を遮り叫んだ。 「出てってよ!」 俺は言われた通り出ていった。 これから俺に、安らぎがないことも知らずに……… 美香は、俺が部屋を出た後に一言呟いた。 「恨んでやる…」っと。 ……俺は、美香の家を離れて、バイクで、千穂の家へと向かった。 バイクを飛ばして、千穂の事を思い出す…………可愛い顔で、いつも俺を待っていてくれる………… 愛の言葉だけじゃ我慢できない………… 体を重ねて、千穂を感じたい。 そして、千穂の家に着いて、ドアをノックする。 「は~い」 中から可愛らしい声がする。 ドアが開いた。 「ばーか。でる前に確認だろ?」 すると、泣きそうな目で俺を見ながら千穂が言った 「ごめんなさい……和也が来るから楽しみで……」 俺はそんな目と言葉に負けた。 話を流して部屋に入った。 千穂の手作り料理が作られていて、それを二人で話しながら食べた。 これから来る災難を知らずに…
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