9人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の名前は和也。俺と美香は、誰もが憧れるカップルだったのに…………ある日俺達の関係も幕を閉じるときがきた。 「なぁ美香。別れよう?」
別れ話を俺は美香に持ちかけた。
「え?……どうして?私の事嫌いなの?」
美香は涙を流しながら言った。
「……好きな人が出来たんだ。年下の女の子。お前の事は嫌いじゃないよ。ただ……」
俺が訳を話していると、美香が話を遮る。
「そんなこと聞きたくない!馬鹿!……出てってよ………」
美香は下を向いてしまった。
俺は美香を慰めようとして言った。
「美香…俺は……」
すると美香はまた俺の言葉を遮り叫んだ。
「出てってよ!」
俺は言われた通り出ていった。
これから俺に、安らぎがないことも知らずに………
美香は、俺が部屋を出た後に一言呟いた。
「恨んでやる…」っと。
……俺は、美香の家を離れて、バイクで、千穂の家へと向かった。
バイクを飛ばして、千穂の事を思い出す…………可愛い顔で、いつも俺を待っていてくれる…………
愛の言葉だけじゃ我慢できない…………
体を重ねて、千穂を感じたい。
そして、千穂の家に着いて、ドアをノックする。
「は~い」
中から可愛らしい声がする。
ドアが開いた。
「ばーか。でる前に確認だろ?」
すると、泣きそうな目で俺を見ながら千穂が言った
「ごめんなさい……和也が来るから楽しみで……」
俺はそんな目と言葉に負けた。
話を流して部屋に入った。
千穂の手作り料理が作られていて、それを二人で話しながら食べた。
これから来る災難を知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!