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「何にせよ、栄太さん、あなたには人間だった記憶がのこっているみたいだし、この世界のシステムを説明するわね。」
ここはどうやら天国らしかった。
死んだ人間、犬、鳥、魚、全ての生き物が命をおとして後、肉体を捨てて魂となり、この世界へやってくる。
それらの動物1人1匹ずつの案内役に、伝説と云われる様な動物が付く。人魚やネッシー、天狗等だそうだ。
それらの案内で輪廻の川をのぼり、天使が待つ申告室へ向かう。
ネッシーは乗り心地が悪いらしく、彼らに当たったら不運だと、ミシェルは言っていた。
そして着いた申告室で生前の罪を天使に告げられ、懺悔。それらをふまえた上で、後世で何に生まれ変わるか、天使が決めるらしい。
それが俗に言う『輪廻転生』の仕組みらしい。
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