第1章*天国へようこそ

2/11
前へ
/23ページ
次へ
「何にせよ、栄太さん、あなたには人間だった記憶がのこっているみたいだし、この世界のシステムを説明するわね。」 ここはどうやら天国らしかった。 死んだ人間、犬、鳥、魚、全ての生き物が命をおとして後、肉体を捨てて魂となり、この世界へやってくる。 それらの動物1人1匹ずつの案内役に、伝説と云われる様な動物が付く。人魚やネッシー、天狗等だそうだ。 それらの案内で輪廻の川をのぼり、天使が待つ申告室へ向かう。 ネッシーは乗り心地が悪いらしく、彼らに当たったら不運だと、ミシェルは言っていた。 そして着いた申告室で生前の罪を天使に告げられ、懺悔。それらをふまえた上で、後世で何に生まれ変わるか、天使が決めるらしい。 それが俗に言う『輪廻転生』の仕組みらしい。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加