3.激闘!VS東国の鬼神

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(ふむ…魔武器と何か作戦会議でもしとるのかの…?) そう予想を立て、しばらく待ち、意識がこちらに戻りかけた所でシュナイダーに肉薄する。 「作戦会議は終わったかの?」 「!?」 そのワシの言葉に、シュナイダーは驚いた表情になり、後に飛び退いた。 それを見て、追撃の為に接近しようとした瞬間、シュナイダーの声が聞こえた。 「ボルテック・レイ…!」 (中級魔法か…。そんなもの弾いてくれるわ…!) そう心の中で叫び、目の前を確認すると、もう目前まで攻撃は迫っていた。 (なんじゃと…!?) あまりのスピードに、焦り攻撃を弾き、もう少し反応が遅かったら直撃していたことに内心冷や汗をかく。 「…なっ!?」 ワシが驚いていると、シュナイダーも同じように驚いたような声を上げた。 「今の魔法は俺の使う魔法の中でも、かなりスピードがある魔法なんですがね…」 確かに速かった…。 シュナイダーの使った魔法“ボルテック・レイ”は、“レイ(光線)系魔法”の中でも上位のスピードだ。 しかし、ワシの知るそれより、シュナイダーの放ったモノはかなりスピードがある。 驚きと感嘆の意を込め、ワシは返答する。 「うむ、確かに普通のモノより早くて驚いたわい」 すると何故か彼は苦々しげな表情になる。 ワシは自分が変なことでも言ったじゃろうかと考えながらも、更にシュナイダーの力を探る為、彼に接近するのだった。 SIDEゲンジロウ・カミヤ END
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