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「ミリア、ゼノン・シュナイダー様のお部屋は何処でしたか？」
クリスさんがそう尋ねると、少し経って女性の声が聞こえた。
「１８０１号室です、姉様」
ミリアというらしい魔武器がそう答えると、アリシアたちから何故か驚きの声が上がる。
「え！？１８０１号室ですか…！？」
「ホントに！？」
「…すげぇな」
３人はそれぞれ、そう言いながら目を丸くしている。
それを不思議に思った俺は、おずおずとクリスさんに質問することにした。
「あの、クリスさん…」
「はい、なんでしょうか？」
「１８０１号室ってそんなに凄いんでしょうか…？」
俺の言葉に、クリスさんは可愛らしく首を傾げ、「そうですねぇ…」と呟き、説明してくれた。
「基本的にこの寮は上から強い人順に部屋が割り当てられていまして…。特に上階の３階はトップクラスの方々がお住まいになっています。その中でも特に１８階は特別でして、そこに住むには学園長の承諾が無ければ入れません。ちなみに今は３部屋ある内の１部屋だけしか埋まっておらず、その１部屋には現生徒会長のディアナ・ファリノス様が使用されております」
「…え゛」
クリスさんの説明を聞き、俺は思わず固まってしまった。
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