幻想入り

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「じゃあ500円から・・・」 そして500円を手渡す 店員は素早く何かをレジに打ち込み 最後に何か大きいボタンを押したとき 金を入れるところが開いた 店員はそのなかに500円を投げ入れ・・・ っておい!投げ入れってなんだよ! あれか?たった168円ごときに 500円出したことに切れてるのか!?あぁ!? ・・・と、思ったりもしたが 言葉には出さない 面倒なことになっても困るしねぇー 店員 「332円です」 と言って、それの手のひらに レシートをのせ、文鎮がわりに お釣りをのせた お釣りを財布にしまい バックにいれて 紅茶花伝と蒸しチーズケーキも バックに入れた そしてコンビニを出る 「さて、帰りますか」 家に向かって歩き出す 「♪~♪~」 イヤホンから流れる曲を聴きながら 歩き続ける ? 「――た、――郷に――て―――?」 暫く行ったところの電柱で 何か人の声を聞いた気がして立ち止まった いやいや、人の声って 曲聴いてんだから 聞こえるに決まってんじゃん 気にせずまっすぐ家に帰ろー ? 「あ―た、幻―郷にい―てみな―?」 また・・・声だ しかもさっきと違って もっとはっきり聞こえる
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