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反目
やれやれ
私はお邪魔かな
勿論、知っているよ
君が私を嫌いだって
たっぷりとね
だから、ひとつ提案を
もっと楽しくあろうとするなら
考えなければ
私が退散するのは
容易くとも
問題解決には至らぬのだから
問題解決には
双方の退場が必要では?
平和を望むならね
もちろん、私はかまわない
君が消えてもね
君の目が消え、君の口が消え
君の耳も鼻も髪も手も足も、胸もお尻も
えーと……他に君に何かあっただろうか?
あったとしても、大概これで
君は全部
そう、つまり
君の全部が消えてくれても
私はかまわないって伝えたいんだ
私?
おやおや、君も少しは
何か知ってる事のひとつもあると
証明してみせたらどうかな
せめて、努力はすべきだ
私に消えて欲しいならね
私とて
容易い事がつねに出来るとは
限らないのだから
やれやれ
作 夏休み
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