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『着いた~!!』 やって来ました遊園地! あー// 隣に藍先輩が居る 幸せ 『波琉、藍て呼んで?後敬語なし』 『良い…の?』 突然の嬉しい申し出に遠慮がちに聞きながら首を傾げる 『あぁ…ほら、俺のお姫様迷わないようにどうぞお手を』 かっこいい 俺は顔を真っ赤にしながら手をギュッと握る そして俺の歩く速度に合わせて歩いてくれる それがなによりも嬉しい 『なに乗りたい?』 『藍っあれなに!?』 初めて来る遊園地 初めて見るものばかり 『コーヒーカップ?』 『あれ乗りたい!!だめ…?』 指を指しながら言う俺 『乗ろうか』 俺の手を引きながら歩き出す 『まわるぅぅう!!』 『かわいいなあもう!!』 にこにこしながらゆっくり回るコーヒーカップ 『さて、次は何が良いかな』 『あれなに!?』 『ん?…メリー…ゴーランド乗る?』 乗りたいって思って見て聞いたんだけど 藍が暗い顔をしたから 『良い…じゃーあれは?』 『はぁ、ごめんな?波琉乗ろう』 そう言いギュッと俺を抱き寄せてメリーゴーランドに向かっていく藍 『いい!行かない!』 『俺嫌じゃないから、大丈夫だからほんとは乗りたいだろ?』 『乗りた…くない…』 俺は首を横に振る すると俺は抱き上げられた 軽々と 藍は身長190で 俺は身長165 あれ 身長差ヤバい! 『波琉軽すぎだ!』 『いーかーなーいー!』 俺の言葉を無視して中に入る藍 馬に乗せられた 『馬…!』 俺が目を輝かすと俺と一緒の馬に藍が乗ってきた そして後ろから抱き締められた 首元に顔を落とす藍 すると馬が動き始める 『恥ずかしすぎる』 そう呟く藍 ああ、恥ずかしかったのか!! 『藍かわいい!』 『かわいいのは波琉』 俺が笑いながら言うと首元を舐められチュッと吸われた 『んっ…藍…?』 『俺のって印』 顔が真っ赤になっていくのが分かった 『藍っ…藍!!』 『どした?波琉?』 優しく抱き締めてくれる藍 そんな優しさに涙が出てきた 『ふっ…ふえっ…ら…んっ…』 メリーゴーランドが終わると藍は俺をまた抱き上げ近くのベンチに座った 『どした…?』 『おれっ…幸せっ…らんっ…好きぃ』 『あーっ!かわいすぎ!!波琉かわいすぎ!!愛してるよ?』 泣きながら言うと藍がまた抱き締めてくれて 頬にキスしてくれた 嬉しいよ…
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