第一章

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  『いや、これはこれは…』 と、父を見るなり立った人物は初めて会う方だった 合田さんというらしい。 『初めまして、雪乃と申します』 礼をして少し微笑んだ。 『こちらも紹介しましょう。うちの若い、出世頭なんですよ。』 合田さんは若い方を連れていた 『坂田誠治です。はじめまして。よろしくお願いします』 と、深々とお辞儀をした それはスローモーションで見ているかと錯覚してしまうほど綺麗な礼でした。 顔を上げた坂田さんを見るなり私は心臓を射ぬかれたような衝撃を受けた
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