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―…ここは真っ暗。 誰も居なくて、 何処なのかさえ分からない。 出口を探し、さ迷って、 辿り着いた扉の前。 ドアノブに手を掛けた時、 生臭さが鼻をついた。 ―開けたらあかん…、 本能を無視して、 震える手で扉を開く。 「ーー…っ!」 目の映ったのは、 壁に付着した大量の血。 そして、床に転がる、 …仲間の死体。 部屋は、仲間の鮮血で 赤く染め上げられていた。 .
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