氷点下の表現者

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コンコン カチャ 『おはようございます』 聴こえている筈だか返事はない 一呼吸置いて彼が言う 『コーヒーを入れてくれるかな?』 『今朝は冷えますね。温かいミルクティーをお入れしますね。』 『あぁ、お願いする。』 広げている本から目をはなす事もなく… しおりを挟んだままで読むのが社長のクセだった
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