プロローグ

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「・・ミク!! ・・・・ミク!!どこにいるの!?」 ―――タタッタ・・・ 「どうしたんですかルカ様?」 不思議そうに首を傾げた ミクはルカの元へと駆け寄った。 「あぁ!!ミク。いたわ!!うふふ」 後ろに何かを隠し持ったルカは 嬉しそうにミクへと微笑んだ。 「ルカ様ったら・・・、どうしたのですか?」 ジャーンと言わんばかりに 後ろからプレゼントの箱を渡した。 「ふふっ、これは 私からミクへのプレゼントよ」 今まで不思議がってた ミクの顔が一瞬にして笑顔に変わる。 「本当に!?嬉しいわ!! 私が貰ってもいいの!!?」 興奮を抑えきれないミクに ルカは「えぇ、貴女によ」と呟く。 ミクは新しい玩具を手に入れた 小さな子供のようにはしゃぎながら 「ルカ様??プレゼントをあけてもいい!?」 ルカは落ち着きなさいという目で ミクを見ながら、「いいわよ」と言う。
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