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ガタっと音をたてミクが
尻餅をつく。「ル・・カ様、殺・・す、って??」
ミクはそこでナイフの事を思い出した。
「そのままよ。ミク、
私はあの王子をすごーく恨んでいるの」
そお言ってどこか遠い所を
睨むルカからは本当に
強い強い恨みが感じられた。
「えっ・・・でっでも・・殺して・・、
しまうの・・は・・・っ」
恐怖から呂律が回らないミクは
必死に言葉を話す。
ルカは今まで遠い所に
向けていた目をミクに向け
睨みつけた。「ねぇ、ミク??
捨て子の貴女を今まで
育ててきた私への恩を
忘れてしまったの・・・・?」
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