風呼招来

１章 指揮官セツアと盗賊ヴィア

雪山に閉ざされた鉱山都市ナルシェ。
今は鉱山は機能しておらず、中核都市としての役割を担っている。

そのナルシェの街道を抜け、山の頂上近く。
ぽつんと小さな家が二つある。

意外と頑丈で、だが、風景になじむ家。
その扉を開けると、応接間と階段。

階段を下りると、民家とはかけ離れた風景が目に飛び込んでくる。
鉱山を改造して作られた立派な通路。わきには待機所のようなスペース。

通路を抜けて上り階段。

階段を登れば、広大な施設が広がっている。
医療室や休憩所、大広間、武器庫・・・

すべて、鉱山跡を大幅に改造して作られたものである。

反帝国組織リターナー改め『Ｒ』
それがここの名称である。