桃太郎

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「むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに…」 「なんにも面白くないな。」 「だって普通の昔話だし。」 「もうちょい面白く変えてみろよ。」 「う…うん。昔と言ってみれば昔だし、最近と言ってみれば最近、というどう表せばいいか分からない10年前に、木というおじいさんと、兆というおばあさんがいました。」 「うん。」 「ある日、おじいさんは発情期に入り、ムラムラしていました。」 「えっ?」 「そしておじいさんはおばあさんをベッドに誘い、合体、つまり木と兆が合わさり桃になりました。そして男の子みたいな風貌だったので、桃に太郎を追加し、桃太郎となりました。」 「ど下ネタじゃん。」 「うん。」 話した方は後悔していないとの事。
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