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広田牧恵と小田春男は操縦室の前にいた。扉が壊れている。
牧恵「春男…はやく行きなさいよ」
春男「ぼぼぼぼぼぼぼぼ、僕が?やだよ…牧恵さんが…」
牧恵「行きなさいよ……」
しぶしぶ春男が中に入った。異様な臭いがした。思わず鼻をつまんだ。
牧恵「どう?中は」
春男「聡…が」
牧恵が慌てて部屋に入ってきた。足下をみて臓器が飛び出ている聡を発見した。
牧恵「…聡…うぅ」
思わず吐いてしまった。春男が気を使って牧恵を部屋から出した。
春男「とにかく出口を探そう」
牧恵「うん…」
階段を降りていった。そこにあったのは首のない人間の死体…しかもセーラー服をきていた。
牧恵「うちの生徒…だ」
春男「…あ…れ……伸…子…さ…んの頭…じゃ…な…い?」
春男が指さす方向には伸子の首が落ちていた。はっきりと見開いている目がこっちをみていた。
牧恵「伸子…そんな」
その時後ろで誰かが倒れる音がした。振り返ると春男が…首から上がなかった。その姿をみた瞬間牧恵正面から実験体が牧恵に覆い被さった。
牧恵「なっ…」
あっという間に牧恵は実験体に喉を喰いちぎられた。
AM4:40
男子
2番 小田 春男
女子
11番 広田 牧恵 死亡
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