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田村謙三が学者になったのは彼がまだ大学を卒業して間もないころだった。彼には2つ年上の兄がいた。兄は大学を卒業するとすぐにどこか遠い場所に行ってしまった。謙三は大学を卒業すると大学の教授に勧められてある研究所の研究員になった。
研究員「おい新入り…」
謙三「は…はい」
研究員「茶…」
初めはこんなことばかりだった。研究なんてさせてもらえない。
謙三「先輩…なんですか?」
研究員「殴らせろ」
毎日のようにひどい仕打ちをうけて約半年が過ぎた。
教授「謙三くん…ちょっと」
謙三「なんですか?」
教授「ここの研究所の方が君のことをぜひほしいといっていたのだが」
書類をみるとそこには「生物兵器」とかかれていた。
謙三「これは?」
教授「戦争につかう兵器の開発だそうだ」
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