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生徒達は全員部屋の隅に固まっていた。誰も動けない…狼がこちらに気づいた。一歩また一歩近づいてくる。
聡「うわぁぁあぁぁぁああぁ!!」
聡が突然走り出した。狼がそれに気づかないわけがなかった。
聡「くるな!!くるなぁ!!」
聡は部屋を飛び出すと一目散に駆け出した。狼が後を追いかけた。
麻奈「今のうちにこの部屋からでよう」
全員が部屋を後にしデッキにでた。空は曇っており辺りは真っ暗だ。
彰「聡を探してくる」
彰がそう言った。麻奈が必死にとめようとする。
麻奈「馬鹿じゃないの!?死ににいくようなものよ!?」
彰「だからって見捨てるわけにはいかない…」
彰は走り出した。先程までいた部屋にはいり消火器をてにとった。
彰「よし!!」
部屋を後にして走り出した。
聡「来るな!!」
聡は船の操縦室に逃げ込んだ。そこには変わり果てた船長らしき人物が喉を喰いちぎられていた。
聡「うぁあぁ…」
既に聡の混乱状態は頂点に達していた。その時天井が開いて狼が聡の目の前に降り立った。
聡「うわぁぁあぁぁぁあ!!」
聡は一瞬で喉を切り裂かれた。狼は聡の死肉を喰らい始めた。
AM3:00
男子
1番 飯田 聡 死亡
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