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「こら歳止めないか!!けが人なんだぞ!!」 「いいから近藤さんは黙っててくれ。おい、てめぇ一体何者だ。名を名乗れ。」 私の胸倉を掴んでいる人を、さっきのゴツい人……近藤さんが止めようとするが、 イケメンの歳さん?は問答無用とばかりに近藤さんを制し、私に向き直った。 「わ……私は……深山櫻と言います。」 「深山、てめぇは異人か?それとも長州の間者か?答えろ。」 凄い剣幕で問い詰められ、私は押し黙ってしまう。美男子だからか余計に迫力がある。 そして…… 「イジン…とカンジャ?…って何ですか?」 聞き慣れない言葉に私は、返答のしようがなかった。 偉人?患者?? 偉くはないけど、骨折してるから患者ではあるのかな?? 本気で頭に?を浮かべていると、別の所から笑い声が聞こえてきた。 「あっははは。異人と間者もわからねぇようなら心配いらねぇんじゃないか?異人ってぇのは海の向こうの国の奴らのことで、間者ってのは敵の情報を探る奴のことだよ。なんだ土方さんコイツ面白ぇな!!」 「原田うるせえぞ!!で、どうなんだ深山。」 要するに外国人とスパイってこと…? 「ちっ違います!!私そんなんじゃないです!!日本人です。」 私は慌てて否定をする。
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