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「………ん?……あれ?」
次に意識が覚醒したとき、私は布団の中にいた。
…………病院…?
では無さそう。だって畳の和室だし…。
障子もある。
そして何より、あまり清潔そうではない。
じゃあ天国!?
「なわけないか。」
体中が痛い。やっぱり神社の階段から落ちたのは夢じゃないっぽい。
頭だけ動かして部屋を見てみるが、なにやら質素な部屋だった。
なんと言うか……純和風?
テレビとかエアコンとか電化製品が一切無い。なにやら木製のタンスもある。
おばあちゃんちってこんなだったなあ………。
もしかしたら親切な人が助けてくれたのかも。
それなら瑞希だっているはずだ。
とりあえず、布団から出るしかない。
私は上半身を持ち上げようと、右腕を動かした。
「痛"っ"だ~~い"!!!!!!!!!!!!!」
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