ぺんたごんの日常

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南本家の朝は忙しい 高校生という規則とか時間に縛られた子供が2人もいるのだから無理はない 「仍弥!!仍美!!いい加減早く起きる癖つけなさい!!」 母親に毎度のごとく急かされるのはこの家の双子の兄妹、仍弥(ナオヤ)と仍美(ナオミ)だ 双子、というからには見るからにそっくりなのを想像するが、ここの双子は違う 仍弥は茶髪でストレート 仍美は黒髪のくせっ毛でセミロング 顔はそっくりなものの、髪型が全く違うと印象もそれなりに違ってくる 身長も仍弥のほうが少し高いので、二人が並んで立っていても双子だと気づくのには時間がかかりそうだ 「あんた達もう3年生でしょう?そんなんで大丈夫かしらねぇ」 一足お先に朝食を食べ始めた仍美は、そんな母の声など聞こえなかったような顔をしてトーストをかじる 後からすぐやってきた仍弥は、食べることより時計を気にしていた
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