あの日の事件

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・・・あの日の事件。 今からちょうど、10年前 そう、私が まだ5歳だった頃の話だ。 ** 「零っ!!また新しい お友達が増えたよ!!」 私は微笑む少年を呼び、 新しく友達になった 精霊のミコを見せた。 「本当だ、可愛い精霊だね。 ・・美亜はきっと、精霊に 好かれる力があるんだよ。」 笑顔のたえない少年は 微笑みながら答えた。 「うん!!精霊さんは ミコって名前なんだって。」 笑顔でミコを 抱きしめている私を なでながら笑顔で 微笑む少年・・・・・・、 彼の名前は 汐見 零(シオミ レイ) 私より3つ上で、 私のお兄ちゃん的存在だ。 黒色の髪、 そして青色をした瞳が、 幼いながらかっこよく、 笑顔が溢れる優しい少年だ。 家が近所で家同士で 中がよく、 小さい頃から 遊んでもらっていた。
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