#7

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時「…空。」 空「ん?」 ギュッと、苦しくない程度に抱き締めて離れる気配がない空。 大人しく抱き締められながら、疑問を投げ掛けてみた。 時「…何処に行ってたの?」 空「ああ、街にな。金の都合を付けてさ、買い物に行ってたんだ。」 …! 時「…買い物?」 金の都合っていうのも、気になるけど 買い物の方が気になる。 必要かな、それ。 空「暫く、人間界<コッチ>に居る事になりそうだからな。必要になりそうなやつを買ってたの。」 ! えっ…? それ、帰れないって事? 時「…でも。」 白雪達が来れたんだよ? 道がある筈だよね? 空「ん、白雪達が使った道だろ?それさ、使えねぇんだって。」 !! 使えない…? 塞がった…とかで? 空「道無き道を来たっつーの?異空間を強引に渡って来たらしいんだ。」 …!! ちょ、何それ…。 何て無茶を…。 空「そんなの、何度も使える訳ねぇし、無茶だ。詰まり、方法がねぇのと一緒なんだよ。」 "それに、あいつ等がお前に同じ事させる筈ねぇしな" ……………。 ちゃんとした方法が見つかるまで、人間界<コッチ>に居るしかない だから、買い物…か。
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