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時「…光…?」
…いや、俺の見間違いだな。
洞穴の中で光なんて、不自然…
……………。
何で、また光るかな…。
何かあるっていうの?
奥にさ。
…………………。
時「…出なければ、いいよな。」
ちょっと、動いても。
確かめないと、気になってしょうがない。
そう思いながら、静かに起き上がって
軽く、四つん這いの体勢で進んでいく。
暫く、そのまま進むと
…!?
そこには、結晶が至る所から生え
青い光を放ち、美しく輝いていた。
時「……。」
目の前の光景に絶句し、驚きを隠せなかった。
な、何だよ…これ。
本当に、人間界か?
これじゃ、まるで…
?「魔界みたいだよね?」
!!
突然、近くから声を聞こえ、ビクつく。
直ぐ様、声がした方に視線を向ければ
時「…仁?」
結晶が生える場所の更に奥から顔を覗かせたのは
人間界に居る筈のない仁だった。
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