#7

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時「……。」 空、喜んでたんだ… ずっと、待っててくれたみたいで… 泣いて…たから…。 俺の場合…どうしても、恥ずかしさが勝るけど あの瞬間だけは、幸せ、とか…嬉しさ、とか…勝った。 そんなのは初めて、だったよ…。 ?「ただいまー!」 「「!!」」 …! 突然、思考を遮った洞穴に響く帰ってきた空の声。 その瞬間、2人は俺から離れて奥へと行ってしまった。 空「あれ?時雨、居ねぇの?」 …! 元の場所に居ないからか、そんな問い掛けが聞こえ 慌てて、四つん這いの体勢で戻った。 空「お、何だ。奥に行ってたのか?」 戻ると、空は敷き布団…?の上に座っていた。 俺の姿を確認すると、嬉しそうにニッコリと笑う。 時「…う、うん。」 恥ずかしさから、空を直視する事は出来なくて 不自然に、視線を逸らしてしまうが 空「そうか。白雪達とかに会った?人間界<コッチ>に来てんだよ。」 空は気にした様子は無く、そう問い掛けてくれる。 時「…ん。会え……!」 ──グラッ ふと、バランスを崩して倒れそうになるが 空「!」 ──ポスッ …! 手を引っ張られて、空の胸に収まった事で、倒れずに済んだ。
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