決戦のための散会

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  「えぇ、たしかにいますが…」 「案内してくれ。俺の知識と掛け合わせて、計画がどんなもんか調べてやる」 「じゃあ僕も行こうかな♪」 と、リオはフレイドとジキルを引き連れて退出する。 続いてルシフェルが立ち上がると、 「ちっと気になることがある。おいブルック、俺様たちも調べものだ」 「師匠がこんなことに動くとは珍しい…。悪いが大神黒斗、『永久の書』は任せるぞ」 「坊主、しっかりやれよ」 言い残し、二人の巨人が退出する。 「か…か…金が…ッ!無くなるッ!」 この先の生活が非常に不安になる黒斗。 さすがに気の毒になったのか、ルディは黒斗の頭に手を添え、 「資金の問題はあたしからお父様に掛け合ってみるから、とりあえず『永久の書』だけは“魔導協会上層部”より先に奪取しといてもらえない?」 と、黒斗にとってかなり助けになる言葉を掛けてくれる。 「あぁ…なんとかする」 半分以上が本気の涙目で頷いて、とりあえず心を落ち着かせるため深呼吸をしようとしたところで、 「ん?悪いねぇ、電話だ」 シーナの携帯端末が着信音を奏でた。  
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