第01話 弘隆、脱藩!

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「逃げろ!!」 弘隆とお静は 怒鳴り声した方を見る。 そこには髪の毛が ボサボサな侍が立っていた。 侍は弘隆たちの近寄る。 「坊主、いい事を  言っていたなぁ」 『あなたは?』 「わしか?わしは  土佐から来た、  坂本 龍馬と言う者じゃ」 『坂本…龍馬』 「坊主にちっと  聞きたい事があるじゃが」 『何ですか?』 「土佐藩の江戸屋敷は  どう行ったいいじゃ?」 「あたしが教えます」 「それは助かる」 お静は歩き始める。 龍馬はお静に付いて行く。 『あの人…不思議な人だなぁ』 -その夜- お静は家に向かう。 「遅くなってしまったわ」 その時、お静を 謎の男たちが取り囲んだ。 「あなたたちは-…」 謎の男たちの一人が お静の腹部を殴って 気絶させた。 「あっ…!?弘隆…」 謎の男たちの一人が お静を肩に担いだ。 その頃、弘隆は家で 父:悟政と晩御飯を 食べていた。 「弘隆、今日も古寺で  中村殿のご子息たちと  一緒に居たそうだな」 『はい』 「また、中村殿のご子息たちは  お静ちゃんをイジメて  いたのか?」 『はい』
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