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「逃げろ!!」
弘隆とお静は
怒鳴り声した方を見る。
そこには髪の毛が
ボサボサな侍が立っていた。
侍は弘隆たちの近寄る。
「坊主、いい事を
言っていたなぁ」
『あなたは?』
「わしか?わしは
土佐から来た、
坂本 龍馬と言う者じゃ」
『坂本…龍馬』
「坊主にちっと
聞きたい事があるじゃが」
『何ですか?』
「土佐藩の江戸屋敷は
どう行ったいいじゃ?」
「あたしが教えます」
「それは助かる」
お静は歩き始める。
龍馬はお静に付いて行く。
『あの人…不思議な人だなぁ』
-その夜-
お静は家に向かう。
「遅くなってしまったわ」
その時、お静を
謎の男たちが取り囲んだ。
「あなたたちは-…」
謎の男たちの一人が
お静の腹部を殴って
気絶させた。
「あっ…!?弘隆…」
謎の男たちの一人が
お静を肩に担いだ。
その頃、弘隆は家で
父:悟政と晩御飯を
食べていた。
「弘隆、今日も古寺で
中村殿のご子息たちと
一緒に居たそうだな」
『はい』
「また、中村殿のご子息たちは
お静ちゃんをイジメて
いたのか?」
『はい』
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