【第一章】家族ってなに?

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私の家族はお兄ちゃんだけって思ったのはそれからだった。 たまたま学校休んで家にいるとき電話がかかってきた。 アスカ「もしもーし」 兄「アスカか?」 アスカ「お兄ちゃん?お兄ちゃんだ!今までなんで連絡くれなかったの? 話したいことたくさんあるんだから!いつ帰ってくるの?」 兄「お前質問だらけだな!荷物とりに今日仲間と夜もどるわぁ!お前のこと心配してたんだけど元気そうで良かったわぁ!」 アタシ「必ず今日帰ってきてよ!遊びに行かないで待ってるから今日必ずだよ」 兄「アハハ!わかったよ!ぢゃぁあとでな」 私は久々のお兄ちゃんの声を聞けたのと夜逢えるって思うと嬉しく楽しみでならなかった。 夜10時ころ、バイクの何台もの音が聞こえてきた。 アタシ「お兄ちゃんきた!」 私は子供のように外にでた。 兄「オッス!元気してるか?」 アタシ「元気だけがとりえだし!」 友達「アスカなんだよ!その金髪は!悪さばっかやってんなよな!」 アタシ「言われたくないし」 兄「あんまゆっくりできないんだわ、荷物持ってすぐ行かなきゃいけないからまた今度ゆっくりくるよ」 アタシ「うん…」 このときワガママに引きとめてれば良かったよ… お兄ちゃんに必ず今日きてねって言わなきゃ良かったよ… 神様っていぢわるだね。 私にはお兄ちゃんしかいないんだよ。
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