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背丈は140㎝ほどで金髪を無造作に短めのポニーテールにし、ポ〇モンを連れ旅をするアクティブ少女な格好をしている。しかもコトネじゃなくてトウコあたりだな。短パンにスニーカーだし。
さらに幼女の風貌を説明すると能力を発動するために乳を吸うハレンチな漫画に登場するエクスカリバーを武器に戦うボクっ子を想像してほしい。
ただ俺が目前にしている幼女はそのキャラクターと違い、この状況に関わらずとても落ち着いていた。
紅いルビーのようなまんまるい目で不思議といった感じでこちらを見ている。
「おかしいですね。初対面の方にこう言うと一気に距離が縮むと学園長先生に教わったんですけど…」
なぜ?と言いつつ考える素振りをする幼女。
学園長先生って、おまえんとこの学校は忍術でも教えてるのか。
というか学園長の教育方針を詳しく伺いたい。
「とりあえず危ないから隠れろ。」
いつ爆発が起こるか分からない危険な場所で子どもを放置することもできず、幼女を引き寄せまた脇道に隠れた。
学園長の誤った教えを正すのはまたにして、まずは現状を把握しなければ…
「あら?」
辺りを見渡した俺は驚く。
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