ニート宣告を払拭

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なんというか… wktkしてたり。 と言ってもいつもと変わりない下校中であるからして、またまたいつもと変わりなくオタ中心な曲をポーカーフェイスで聞いている。 やっぱり放課後はティータイムに限るな。テンション上がるぞ。 ちなみに俺は断然、澪ちゃん派だ。見た目は勿論、成績優秀で恥ずかしがり屋なところもナイスだと思います。彼女にしたら毎日楽しんだろうな。 …なんか妄想が止まらない。 あ、俺にやけてないよね。うん、まだ平気だ。微笑んでる程度だからギリギリセーフと考えられる。 「いや、ギリギリでアウトですね。ちなみに私は唯派です。」 「?」 ヘッドフォンをしているにも関わらずしっかり届いた声は頭蓋骨に響く感じで伝わってきた。 おいおい知らぬ間に読心術をされていたなんて心外なんですが。 しかし辺りを見渡しても声の主らしき人物は見当たらない。ただ単にそら耳だったのかもしれないがあんなにはっきり聞き取れるものなのか? それにしても「唯派」ときたか。まあ、分からん気もしない。もしも俺が「け〇お〇!」の世界に入ったとして澪ではなく唯にせまられたら間違いなくそちらになびくだろう。うん。 暫し考えその声に返答した。実際には声をださずに心の中で呟いてみる。 「どちらもお持ち帰りで。」 ―――――。 予想外なことに謎の声から反応がない。何か気にさわったか? 確かに「どちらも」は欲ばり過ぎかもしれない。…ふむ、ここはこちらの反省面とオタとしての友好的な気持ちを伝えれば相手も機嫌を直してくれるんじゃないか? よし、行動開始だ。 自らの欲望を丸出しにした答えを恥じ、深くなってしまった相手との溝を埋め立てるためこの場において最善の言葉を…
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