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「そんなジッと見られたら仕事し難いんですけど?」
凜は修からの視線を感じ、ノートパソコンから修の方へと視線を移した
「着いて早々に始めるの?」
「庶民は優雅になんてしてられませんからね…」
凜は言葉に棘がある様な言い方をしたのだ
「姫ちゃん急にどうしちゃったの?」
修は凜が機嫌が悪いと思ったのだ
「別にどうもしないよ!」
「そう。それならいんだけど…」
凜は視線をノートパソコンに戻し、仕事を始めた
「そうだ姫ちゃん?蓮に電話しなきゃ…」
そう言って修は立ち上がったが、凜は仕事に夢中になって居り修の声など届いて居なかった
修はそんな凜に気付きもせず日本に居る蓮に電話をした
「あ?木村?蓮は居る?」
「どうもお疲れ様です。蓮さんですか?少々お待ち下さい!」
電話に出た蓮のマネージャー木村は蓮を呼びに行ったのだ
「蓮さん?修さんからお電話です。」
蓮は返事もせずに居た部屋を出て電話がある部屋に向かった
凜………………………。
やっと…………………。
やっと声が聞けるんだね。
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