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ある学校での水泳の時間、横山は体調不良を訴え、授業を見学する事を教師に伝えた。
元気そうなため、教師は仮病を疑った。
だが、言及している程の余裕はなかったため、見学を認めることにした。
「ピーッ……よし、一旦休憩だ!」
教師のホイッスルが鳴り響き、生徒がプールから次々に上がってきた。
横山の友人である縦川は、3分の休憩を横山と話して過ごすことにした。
「横山、どうしたんだ?水泳はお前の得意な単元じゃんか」
「ああ……。夏休みに海で溺れかけてな、入る気がしないんだよ」
「マジで!?なんでお前が溺れかけるんだよ?」
「俺が話すことを全て信じるなら、話すよ」
縦川はそれを、二つ返事で了承した。
横山が話した内容はこうだった。
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