First.

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何度見ても、あまりにも激しすぎるカルチャーショックに美鈴はしばらく動けなる。 漫画やテレビの中だけだと思っていた光景が目の前で当然のように繰り広げられる。 徒歩で登校する生徒もいるものの、いいトコのボンボンであるのは一目で分かった。 まかり間違っても、雨漏りが酷くてどうしよう、電気代が勿体ないから蝋燭を使おう、なんてことになっている家の子はいない。 美鈴はうっかり、わたしここで生きていけるかな…と思ってしまった。
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