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結局あのまま飲み続け、井上は西野の隣で爆睡
西野は愛しい人を見るような目で井上の髪を優しく解いていく
さっきといい今といい、なんかいのーえさんに対するスキンシップ多ない?
「なぁ…いのーえさんも寝たところやし、そろそろお開きにしませんか?」
「ん?そうやな…」
「ほらいのーえさんもう起きて下さい」
「ン…」
「!?」
目を擦りながらまだ夢の中なのだろう
何か掴む物はないかと手を宙に浮かせ
僕の服の袖を掴むとゆっくりと僕の後からヨタヨタと付いてきた
…///あかん可愛く見えてきたわ
このままでは当分帰れそうにない為タクシーを拾う
行き先を運転手に告げると、そのタクシーの中で井上はまた眠りに落ちた
「井上ってかわいいよな…」
西野がふと呟いた
「はぁ?このイキリストのどこがかわいいんですか?」
「んー…こんなところ?」
西野はそういうと井上の耳に触れる
「ン…ウン///」
耳を触れられ、少し体を震わせたがすぐにまた規則正しい寝息をさせる井上
井上はとても耳が弱い
だから触れるだけで今みたいな甘ったるい声を出す
「なっ?かわいいやろ」
「いやいや男相手にかわいいはないやろ」
ましてや井上に…
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