気付いてたのかもしれない

10/17
前へ
/144ページ
次へ
「男でもかわええ奴はかわええやん、こいつみたいに」 「やからなんでいのーえさんやねん」 意味わからん… 「石田は井上をかわええて思うたことはないんか?」 「ないに決まってるやろ」 自分がさっき思ったことは棚に上げ、あくまで冷静にそう伝える 「ほぁー…じゃあ石田は井上のことどう思っとるんか?」 「(どうって…)」 ちびでずんぐりむっくりでツンデレ、おまけにカッコよくもないんにすぐにイキリたがるイキリスト… …やけど、ホンマはいつも僕の身体の事を気にしてくれる優しい奴… 自分よりも他人の心配ばかりして 僕が困っている時はいつも助けてくれる 井上は僕にとって大切な―… 「…あいつはただの幼なじみやん」 そう…ただの幼なじみ…親友… ただそれだけなんや…‥ .
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加