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「す、鈴音!!目が覚めたのね?!よかったぁ…お母さんもう本当に心配したんだから……」
涙ぐむお母さんに笑顔をみせると、ほっとした表情で笑顔を返してくれた
「ねぇお母さん。あたしなんでここにいるの?あとさ………この人、誰?」
最後の方は男に聞こえないように、極力小声で話す
「え?あんた何言ってるの?響くんはあんたの――」
お母さんが何かを言おうとすると、響と呼ばれた男はお母さんの肩に手を置き、首を振った
お母さんは男の表情を見て何か言いたげだったけれど、口をつぐんであたしを見た
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