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「見えてないです」
『だから、その反応が見えてる証拠でしょ?素直に認めなよ』
その時、踏み切りのカンカン音が鳴り出した。
私は駆け足で踏み切りを渡ると、そのままのスピードでスタスタと家へ向かって歩き出した。
『シカトですかぁ~?』
聞こえない聞こえない!
気のせい気のせい!!
私はひたすら無視を決め込んで、早足のまま玄関に飛び込んだ。
「ただいまぁ」
叫んでそのまま2階の自分の部屋に駆け込む。
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