魔王の愛は照準にのみ宿る

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(ツルが、浮気した) ナオキはアレを浮気とは言わないって言ったけど。 ツルは泣いて謝った。 俺はそれでも許せなくて、一晩中犯した。 そう、アレはまさしく犯罪と呼んでもおかしくない行為だ。 ツルはひいひいと泣きながら、途切れ途切れに謝り続けた。 頬を何度もひっ叩き、意識を失いそうになる度に風呂場に連れ込んでシャワーを浴びせて覚醒させた。 ボロボロになって虚ろな瞳に、何も映さなくなったから、ナオキを呼んで、俺はツルの元を去った。
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