夢の声

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婆ちゃん「…そうかい、そりゃあ良かった」 冬獅郎「……」 婆ちゃん「お前はずっと我慢しとったろ、婆ちゃんを一人にすると淋しがると思うて…お前が婆ちゃんを思うて何かを我慢する…それが婆ちゃんには一番つらい」 【また声が聞こえる】 【遠く…近く…鳴り響いている】 【在り処を求めて…進むと決めた】 【この氷原に死すとも】
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