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異世界レーベンシュアイツの宮廷盟術師であるアステナ・エリーウッドはこの世界に無い盟術という力から
古代・皇華栄禅帝国の作り出した自称・魔人であるウタは自らの生まれた国の遺跡に眠るオーバーテクノロジーから
レーベンシュアイツを恐怖の渦に陥れた魔王であるルーン・ロヴァルツはアステナとは違うベクトルの盟術から
大地を司る神である地宮院・天由良、霊由良の姉妹は駆真からすれば頭のおかしなアニメを作っていたようにしか思えなかったが、とある人物を尋ねていた
更には友人を救う為と蒼穹園最強の頭脳の持ち主である草薙沈音も協力してくれていた
そんな中、盟術師アステナが鷹崎家を訪れた
何でもこちらで盟術を発動させるのにレーベンシュアイツと違うこちらの世界の幻素を調べたいそうだ
更にこちらの歴史にも興味があるとか
ちなみにちなみに偶然、皇華栄禅の遺跡から帰っていた魔人・ウタは戦闘用だったのか馬鹿だったのか千年も生きているというのに歴史がさっぱりだった
かく言う駆真も高校生ぐらいの年齢ですでに蒼穹園騎士団の所属している為、勉学が得意というほどでもない
というわけで駆真とアステナ、それに着いて来たウタは蒼穹園騎士団の本部の渡り廊下を歩いていた
蒼穹園騎士団本部の一角に周囲の真新しい建物とマッチしない古く苔むした塔
そこは騎士団団長である草薙音音元帥の許可がなければ入る事が出来ない施設
〈図書館塔〉であった
蒼穹園騎士団が設立されてから今日までの歴史やその間に出版された書籍などが収められている
そこには政治的な意味から販売停止になったものや異世界に飛ばされた男が記したあってはならない書籍など
そこにある書籍の三分の一を読みふければ一つの国を傾けることすら可能だという
だから、元帥の許可無く立ち入ることが出来ないのだ
そんな書庫だからこそ、アステナが捜す情報もあるだろう
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