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相手は俺達が弥七高校のツートップとは知らないらしい
男B「うりゃ」
「…不意打ちなのに当たんないとはのろいねぇ」
辰騎に対し男Bが不意打ちをしてきた
が…当たるわけもない。
男Bと辰騎がタイマンをはっている
見かけは、だが。
辰騎は手も出していない
軽やかに相手の攻撃を避ける
辰騎の回し蹴りが見事男の腹に直撃
男Bは倒れ唸っている。
「だらしねぇなぁこれだけで」
辰騎は追撃はしない
相手が起き上がるのを待ってからだろう
などとしているうちに
俺にも攻撃がきた
木の棒だ。
俺も近くの木の棒を手に取ろうとしたとき
一筋の光が射した
デカイ家から出てきたのは
小さい女…いや少女?
『人ん家の敷地で暴れてんじゃねぇ。…これはタイマンなんだろ?』
辰騎がヘラヘラしながら
「お兄さん達急いでたからぁ。そうだよタイマン」
『ガキ扱いすんじゃねぇよ。タイマンなのに武器を手にするとはいい度胸だ…もう一人は伸びてるみたいだな』
男Bを横目で見るなりつまらないとでも言うかのように
呟いた。
この子は一体なんなんだ
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