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場所は変わってショッピングセンター。
「さて、どういうのを買おうかな」
「ミニスカとか」
「却下。あれ冗談抜きに短くてあまり気に入らない」
「ミニスカ全否定かよ!」
俺は適当に一着取り出す。それはスーツ。
「……これかな。一番性に合っていそうだし」
「性格自体は真逆だけどね」
エリアからの冷たいツッコミ。ちょっと悲しくなる。
「あたし、あれがいい!」
梓紗はワンピースを選ぶ。まぁ、似合っていそうだ。
俺はスーツを二着に寝間着を持つ。梓紗のはフェンが持っている。下着はエリアに任せたから後は待つだけなんだが………。あ、来た。
「はい、お待たせ。こういうので良いわよね?」
見せてきたのは白い下着とピンクの下着。
「ピンクって言っても、ほぼ白だし」
「まぁ、良いだろう。そこまではな」
俺はその中からちらっと別の下着が見えたのが気になった。
「…その縞パンは誰が穿くんだ?」
「アスラよ?」
「断固拒否!」
そんな恥ずかしいもの穿いてられっか。しかしエリアはニヤニヤと笑っていた。
「けど、最終的には穿いちゃうんでしょ?」
「……他のがなかったらな」
俺がそう呟いたとき、何故かフェンとエリアはニヤニヤしていた。無茶苦茶ムカつく。
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