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洗面所からよろよろと出ていく俺は、エリアと顔が合い、しかし目をそらした。
「まさか、いや…あり得るわけ無いって。俺が女?いやいや、ねーよ、俺男なんだぜ?」
「…うーん。まさか、本当にアスラなの?」
「そうたって何回言えばわかるんだ?」
エリアは腑に落ちない表情をしながら、しかし認めたようだ。
「なら、アスラ…。大事件よ………」
エリアは左による。そこには、とても可愛らしい幼女がいた。
「………え、いや、ツッコミするには無理があるって」
「わかってるわよ。問題はね―――」
エリアはしゃがみ、幼女に声をかける。
「お名前は何かな?あのお姉ちゃんに言ってごらん?」
「ふぇ?あたし、あずさ!」
…えー、これまたどういうことー?
「…ねぇ、これ、どーゆーことなの?」
「知るか…知りようがねぇ……朝起きたら女体化&幼体化?あり得なさすぎるだろ………」
これが全ての始まり。俺が女としてしっちゃかめっちゃかする、不思議な物語の―――。
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