寝起きが悪いのは僕のせいじゃない

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―――――――― 「お疲れっす」 挨拶をしてタイムカードを機会の中に入れた。機会音が心地好く周りの騒がしさに馴染んだ。ガヤガヤしている 、 コンビニ内は 嫌いじゃない。 なんとなく、家は静かだからかな、なんて思った。 「お疲れー、今日は何か用事あんの?」 誰かが 僕を引き止めた。振り向くと、いつもスラッとかっこいい 中谷さんが 僕に話かけてくれていた。 「いや、特に…」 と、言いかけた瞬間 、頭で中谷さんの次に出てくる言葉が予測出来た。 「今日、飲みに…」 「あ、俺、今日彼女の家いく約束してたんすよ ! すいません ! じゃあお先です、お疲れっす」 彼女なんて ここ 数年 いない。どうせ 中谷さんは、合コンをしたいだけだ。
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