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その瞬間色々な思い出が走馬灯のように、駆け巡った。 これが走馬灯なんだって俺は思った。 俺らの部活は、そこそこ真面目にしていたが、おもしろさを追求する部活だった。 先生がいなかったら、サッカーしたり、 ステージの上で漫才や一発ギャグしたり…それを思いだした瞬間、笑みと目から涙が溢れ出した。 周りに人が沢山居たことなど気にもせずに… 応援席をみたら、保護者も、友達も何人かが泣いていた。 俺は、負けた事で泣いたんじゃない。もうこのメンバーでバレーをする事がないと思うと泣けてきた。 ほとんどのメンバーが泣いていた。俺は一人一人に 【ありがとう】 この言葉に色々な意味を込めて言った。
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