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会場を出て、観客席に上がった。そしたら保護者、後輩、友達が出迎えてくれた。 俺は、同じクラスメイトである。信太の所へ行った。 「信太くん…負けた~。」 俺は泣きながら微笑んで言った。信太は泣いていた。 「うわぁぁ…お前の涙見たらまた泣けてきたやい。 よう頑張った!!う゛ぅ 感動した!」 信太と俺は抱き合いながら泣いた。 周りから見れば気持ち悪い光景だっただろう。 だけど俺たちはそんな事など気にせずにわんわん泣いた。 こうして俺ら男子バレーボール部の長かったようで短かった三年間が幕を閉じた。
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