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相手は、前回の新人戦の決勝で負けたチーム。
県では一位のチームだ。
少し不安があったが、練習試合では俺らのチームが勝つ事のほうが多かった。
その事のおかげで緊張はしなかった。
《ピー》
主審の笛がなった。
いよいよ始まる。 まわりの声援も大きくなって行く。
俺らの学校のスタンドには、
両親、後輩など20人ぐらい集まっていた。
その中にこれから俺を大きく変える存在。
中谷楓奈がいる事をまだ俺は知らなかった。
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