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同居を始めてしばらくしたある夜、ヘリカルが寝ている部屋で悲鳴が聞こえた
部屋に行くと震えながら泣いているヘリカルがいた
落ち着くのを待って話を聞くと、あの事故のことを夢で見たらしい
事故の瞬間のことはショックや気を失っていたことで憶えていないが、唯一憶えてることが救出直後の母親と話したことだった
血まみれの母親がヘリカルを呼び、
(;#ーﾟ)「よかった、よかった、ヘリカルが無事で、よかった、お父さんは！？」
ヘリカルはよくわからないまま答えた
*(;‘‘)*「お父さん元気だよ、大丈夫だよ、お母さん、お母さん！」
ただ、もうそれに母親は答えず意識を失い、ヘリカルもそういう会話をしたことだけしか憶えていないそうだ
その場面を夢で見た、しかもこれまでも月に2～3回は見てどうしようもなくこわいらしい
俺の腕にしがみついて、泣きながらその話をしてくれた
話を聞きながら、何もしてやれないことがどうしようもなくつらかった
その日ヘリカルは落ち着いたあと、ぐっすり眠るなるまでとなりいてやることしかできなかった
どう考えたってトラウマになるよな
その後も、たまに同じようなことがあり俺がヘリカルの部屋でそばにいてやったり、逆にヘリカルが俺の寝ている横に来て丸くなってることもあった
少なくとも、そうすることで安心できてたのなら良かったと思う
一応言っとくが、エロゲ展開はないので準備すんなよ?
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