16人が本棚に入れています
本棚に追加
誰かと繋がるために
在るはずの携帯電話は
黙り込んで眠ったまま
目を閉じていても
安らぎの扉は開かなくて
夜の闇で独りになった
淋しさを呟いたって
誰も聞いてくれやしないのに
独りが怖くて
輝きのない空を見上げた
時を刻む音だけが
冷たく部屋に響く
耳をすませば僕の中で
懸命に刻んでた
安らぎを求めて
また目を閉じてみる
眠れなくてもいいから
温もりにくるまれて
静かに朝を待とう
最初のコメントを投稿しよう!