2/2
前へ
/48ページ
次へ
誰かと繋がるために 在るはずの携帯電話は 黙り込んで眠ったまま 目を閉じていても 安らぎの扉は開かなくて 夜の闇で独りになった 淋しさを呟いたって 誰も聞いてくれやしないのに 独りが怖くて 輝きのない空を見上げた 時を刻む音だけが 冷たく部屋に響く 耳をすませば僕の中で 懸命に刻んでた 安らぎを求めて また目を閉じてみる 眠れなくてもいいから 温もりにくるまれて 静かに朝を待とう
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加